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早川園 店主直伝 お茶のおいしい淹れ方

上煎茶3人分の場合 当店のお茶の場合・・・(深蒸し系のお茶です)

 

人数分の湯呑みにお湯を入れてさまします。一人分70ml、小ぶりの湯飲みに8分目位。こうすることで湯呑みも温まります。

ポイント

お湯は必ずよく沸騰させます。3分位やかんで煮立たせた後ポットに移します。カルキ臭を無くしまろやかにするためです。電気ポットの場合でも、やかんで一度沸騰させた方がカルキ臭は少なくなります。

 

お茶の葉を急須に入れます。一人分2gずつ(ティースプーンに軽く一杯)、三人分で5g〜7g程。

 

湯冷まししたお湯(70〜80℃)を急須に入れます。

ポイント

これが結構難しいです。ポットのお湯の温度や外気温とかで冷ます時間は調整します。お湯の温度が高い場合60秒位待ちます。

 

20秒位お茶が浸出するのを待ちます。

ポイント

お湯の温度が高めの時はやや短くし(10秒位)、低い場合は長めにします。

 

お湯を注ぐ量は均等に、濃淡のないように最後の一滴まで回し注ぎします。

ポイント

急須にお湯が残っていると二煎目が美味しく飲めません。ちょっと上下に振るようにするといいです。

 

二煎目はポットのお湯をそのまま入れてすぐに注ぎ分けます。この時も必ず回し注ぎをします。

 

その他ポイント

市販のミネラルウォーターを使う場合は硬度に注意。一般に日本茶には硬度の低い軟水が適しています。・・・・が、いろいろなミネラルウォーターで味や色の違いを楽しむのも面白いと思います。

お茶の味を決めている成分は大きく分けて二つ。

渋みを感じるカテキンと、旨み成分のテアニンがあります。 熱湯に近いほど渋みのカテキンが多く浸出し、旨みのテアニンは温度にあまり作用されずに浸出します。 ということは、お湯の温度が高いと、旨みは渋みのカテキンに負けてしまうということになります。

そこで、渋めのお茶が好みならやや熱めのお湯で、甘い感じのお茶が好みなら低めの温度で淹れてください。 あとは自分の好みににあった淹れ方を工夫してみましょう。

※ お湯がまずいと淹れたお茶はおいしくなりません。一度ポットからお湯だけ飲んでみてください。何か臭いませんか。おいしくお茶を飲むためにはポットのメインテナンスも大事です。 よくあるのは、ポットのポンプの樹脂が臭うことです。交換できる部品は定期的に換えてみましょう。

お茶の保存方法

お茶は湿気と高温、光(紫外線)を嫌います。 保存ということで賞味期限がありますが、これはあくまでも、開封する前という意味。お茶は開封したら急速に変質していきます。 開封したお茶は一般家庭の冷蔵庫や冷凍庫は厳禁。

よく、「茶缶をビニールなどに入れ輪ゴムでしばって冷蔵庫に保管」とか書いてある説明書がありますが、臭いの分子はしっかり茶缶の中に入り込んでしまいます。 アルミ等でパックされた物は冷蔵庫や冷凍庫に保管してもよいでしょう。ただし封を開ける前は必ず常温に戻してください。冷凍保管したものは1日位かかると思います。そうしないと、あっという間に吸湿してしまいます。 それから食器戸棚も結構色々な臭いがするので、あまり入れないほうがいいと思います。

また雑誌の写真で、小さなガラス瓶に茶葉を入れてあるのを観たことがありまですが、やはり光による変質のためお勧めはできません。

そして、10日間位で使い切ってしまう量を茶缶に入れることを奨めます。

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